焦らしのsyouのたくさんの恋のおはなし♪


syouのHの実況中継 \−44

美樹の顔が一瞬こわばったように感じました。
ひるんだようなドギマギしたような、なんとも言えない悲しそうな顔で・・・・

「どうしてそんなことを聞くの?・・・・syou・・・どうして・・・悲しい・・・・」

そうひっそりと囁やいたんです。
そして目にはうっすらと涙を浮かべていました。

俺はその涙を見たときに・・・・・
「しまった・・・なんてことを聞いてしまったんだろう・・・・」

こんな可愛い美樹に俺は酷い言葉を・・・・・
しかし聞かずにはおれなかったのです。

悲しい第一の矢はすでに放たれたのです。

あの「カ・・・ズ・・・」と小さく叫んだ美樹の声が頭の片隅から離れなかった。

一度や二度のベッドを共にした男の名前を誤って呼ぶようなことはないと思った。
何度かのセックスを重ね習慣的に「カ・・ズ・・」と言う声が出るようになったに違いない。
俺にはそうとしか思えませんでした。

事実、前に俺とのベッドで
「あっあぁぁっ・・・カズっカズッ・・・・・イクイクイクぅぅぅぅ〜〜〜」と叫んだ真理子は
幾度となく先輩と逢瀬を重ねベッドを共にし自然に習慣的に「カ ズ・・・」 と声が出たのです。

美樹に「どうして?・・」と聞かれた俺は第二の矢を放つのに時間がかかりました。

暫くの間の気まずい沈黙・・・・・
ついさっきまで狂ったように愛し合い、
乱れ狂ったオスとメスがこんなにも悲しい会話をしなければならないとは・・・・・・・・

その間、俺の脳裏には美樹が去年俺に言ってたいろんな優しい言葉が浮かんでは消えまた浮かび・・・。

「syouさん わたしはたくさんの人といっぱい恋をしたいんじゃない。
 愛されてるって思える小さな幸せを感じる人と深い恋をしたいの・・・・
 それがsyouさんならいいな・・・・・」

しかしそんなことを言ってたくせに俺に黙って郷里へ帰り一年間も音信不通で・・・
恨みにも似た悲しい気持ちとどんなことがあっても美樹を好きだ、愛してると言う気持ちが輻輳し・・・
嫉妬 妄想 猜疑 不安、それを打ち消す美樹の優しい言葉 愛情 献身・・・・

ほんの短い時間の間に俺の頭の中は嬉しさと悲しさが駆け巡っていたのです。
膿がパニック状態になるほどの思考のスピードで・・・
そして心臓の鼓動はそれに劣らずの速さでドクドクと脈打っていたのです。

おれは意を決して悲しい第二の矢を放ちました・・・・・

「さっき・・・美樹は・・・カズって呼んだ・・・・だから俺は・・・・・・
 聞き違いやったらええんやけど・・・」

即座に美樹は答えました。

「うそ!!・・・そんなこと言うはずがない!・・・なんで?・・・なんでそんな事言うん?
 syou・・・なんで・・・そう思ってるの?・・・美樹悲しい・・・・」

そう言いながら顔をそむけて体を丸めるように背中を向けてうずくまったように・・・
ヒクヒクと泣いているのが肩の震えで感じられました。

しかし俺は美樹に「カズって呼んだ。」と言った時に
みるみるうちに頬が高潮したのを見逃せるほど初心な男ではありませんでした。

さっきまで俺の体の上で無防備に体を横たえていた美樹に対して俺はなんと嫌な男なのでしょう。
もう美樹は完全に今村先輩と何度もベッドで・・・・
そう思い込んでしまったのです。

「美樹・・・・ごめん・・・・でも・・・・美樹・・・・ごめん・・・
 そんな事ないな。 あるわけないよな。ごめん・・・かんにんして・・・・こっちむいてよ・・・」

背中を触りながら美樹のご機嫌を取ろうと優しい声で呼びかけましたが、
「カ・・・ズ・・・」と聞こえたこの言葉は澱のように俺の心に残ったのです。

愛し合っていると思えた二人の間にうっすらと隙間風が吹いてきた瞬間でした。
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